幸せ。
―――――――――――2時間半後………
地獄のランチタイムも終わり、
店をディナーに合わせて閉めた店内は、
妙なほど静まり返っていて。
そんな静かさに、
やっと私は地獄から解放されたんだと
安堵のため息。
「こーら、坂下何ため息ついてんだよ。
サボってんなよ?」
ぼけーっとしていた私の横に
ひゅっと出てきた男。
「疲れました……店長」
はぁーっと大きく息を吐き、
握っていたモップを更に強く握る。