幸せ。





そんな私を見兼ねて、

店長もはぁーっと大きくため息。




そしてずいっと私に近寄って




「辞める、とか言ったら許さん」




ふわっと煙草のにおい。


あぁ、大人の人だ・・・なんて思った私は

おそらく単純。



「生活かかってるんで、辞めませんよ」



「だろうな」



膨れていう私を見て、

ふっとこぼした笑み。





笑った笑顔はちょっと幼く見えて、

実際大人なのか子どもなのか…。






< 4 / 13 >

この作品をシェア

pagetop