君と私
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「…じゃぁ…勝手に入るよ~?」



私がベランダに手をかけて向かいの部屋に移動しようとすると…



「…わかった~」



って勇気の返事…まだきずいてないのね!
私の作戦に❗

 
「♪~♪~♪~」



私が勇気の部屋に入ると…



「相変わらず…普通だな」

 
勇気の部屋は勉強机にサッカーの試合の写真と青いベッド…そしてそのとなりに


「あった~♪」

そこには私の大好きな月間の漫画雑誌が‼


こういう本はママがあんまり好きじゃないらしく…買ってもすぐ捨てられちゃうんだよね…

私が本を物色していると勇気が来た。

「…なんだ?それ目当てできたのかよ~」

「そーよ♪そろそろ新刊が出たんじゃないかな~?って❗
いつも隠してるからどこにあるかな?って思ってたけど…今回は逆に普通に本棚なのね…。」




そういうと勇気は、ふんぞり返って

「そーだ!逆に探しただろ?」

「………いや…そうでもない…」 


私がそういうと勇気はポケーとした顔をして

「あーそうですか、そうですか」


といじけている。

「アッハハおもしろーい!
いじけてるの?」

私が下からベッドの上に座ってうなだれている勇気を除きこむ。

「……………べっ別に?」


やせ我慢してるんだな?私にはわかるよ。

「………でも…すこーし…探したよ♪」


私が言うと勇気は嬉しそうに、


「本当か❗」


「うん❗」



まぁ…嘘なんだけどね♪



でも嬉しそうな勇気を見れて良かったです。

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