ドクトル…あなたに恋して良いですか?
「先生、いつもありがとうございます。」
「あ、足りないかも…」
「じゃぁチャージしましょうか?」
「はい。」

そう会話をする隣の少し上から聞こえる声はどこかで聞いたことあった。そんな事無いはずなのになんだか気になったせあらはチラリと見上げるとそこには成瀬がいた。

「あ…」
「以上で、652円です」
「え、あ。はい!すみません…」
「クスクス…」

そうして慌ててせあらは言われた金額を払って受け取った。

「ありがとうございます…」
「ありがとうございましたぁ!次の方どうぞ」

そういう店員さんの声を背中に受けながらレジの列から離れ売店を出た。
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