ドクトル…あなたに恋して良いですか?
恋に気付きました。
そうして気持ちを落ち着かせてから茅乃の病室に向かった。1つ呼吸をすると茅乃の病室に入った。

「あ、戻ってきた!」
「ごめんね?茅乃…」
「ほんとだよ!もう!」

プリプリと怒っているように見せかけている茅乃。申し訳なさそうにベッドの脇にある椅子に腰掛けたせあら。

「どうしたの?」
「え?なんでも…」
「また…私に何か遠慮してる?」
「遠慮なんて…してないよ…」
「ねぇせあら?教えて?ちゃんと。」

そう、茅乃がせあらのことを"セーラ"ではなくきちんと呼ぶ時はいわゆる『本気なガチモード』と言う状態になっていた。

「茅乃…あのね…」
「何?」
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