ドクトル…あなたに恋して良いですか？

そう話しながらもせあらは茅乃に『何か飲むのかって来るね！』と伝えて病室をでた。
そのままかなりにも嬉しそうに売店に向かった。そこで飲み物を２本買う為にレジに向かった。レジ前のグミに気を取られ思わず手に取り一緒にお会計をしたせあら。

「よかったぁ。ありがとうございます！」

そうしてお会計を済ませて手渡された商品を貰った直後、隣のレジに呼ばれた１人の医師。

「こんにちわ、先生」
「あ…はい。」
「……ｯ////」

やはりせあらの心を揺さぶる声の主。そう、成瀬だった。良く会うこの売店のこのレジ。嬉しそうにうつむきながら気付かない振りをしてその場を離れた。