ドクトル…あなたに恋して良いですか？

「大丈夫だよ、セーラ気にしすぎ…ｸｽｸｽ」
「茅乃みたいに可愛げあったら別だけど…」
「卑屈ー…！」

そう切り返しながらも茅乃は一喜一憂しながらも恋を全力でして居るせあらをみて嬉しくて仕方なかった。いつもは自分の応援ばかりをしてくれているせあらを、今回は自分が応援できる。そんなところも茅乃は嬉しくて仕方なかった。

「ねぇ茅乃…」
「なぁに？」
「私ね？何か…その…なんていうかね？」
「ん、どうしたの？」
「好き…なんだよ？」
「うん、知ってるよ？」
「なのに…話すのがやっとで…目を見て…話せたら幸せで…」

今にも泣きそうなせあらを見て茅乃は頭をなでた。