ドクトル…あなたに恋して良いですか?
一定の距離を歩いた後、振り返った茅乃は瞬時にせあらの姿を見つけた。

「セーラ!」
「あ…///」
「待って!」

そう言うと背中を向けたせあらを呼び止めた茅乃は急ぎ足で向かった。

「待ってってば!」
「…ッ///茅乃…」
「やっと来てくれた…」

そう言うとリハビリを終えて病室に戻った2人。そのままゆっくり座ると無言の空間が広がった。その無言を開いたのは茅乃だった。

「どうしたの?」
「私…ごめんね?ずっと連絡も…来ることもしないで…」
「そんなの聞いてない。そうした理由を私、聞いてるんだけど。」
「……あのね?」

ゆっくりと重たい口を開いた。
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