ドクトル…あなたに恋して良いですか?
そのまま少しして茅乃の病室を後にしたせあらはその足でモールへと向かった。何を見ても不安だけが渦を巻いてくる。
見れば見るほどにだめな方のイメージしか沸いてこない。
「やっぱり諦めた方がいいのかも…」
そう思ってしまうほど弱気になっていた。
良く良く思い返してみるとせあらは何も知らなかった。
どんな物が好き…?
甘党?辛党?
何色が好き?
逆に苦手な物は何?
全く成瀬についての情報がなかった。途方に暮れるまま、あてもなく、ただ時間だけが過ぎていくようにモールの中をぐるぐると歩いていた。結局は小さなチョコレートの箱とボールペンにした。
見れば見るほどにだめな方のイメージしか沸いてこない。
「やっぱり諦めた方がいいのかも…」
そう思ってしまうほど弱気になっていた。
良く良く思い返してみるとせあらは何も知らなかった。
どんな物が好き…?
甘党?辛党?
何色が好き?
逆に苦手な物は何?
全く成瀬についての情報がなかった。途方に暮れるまま、あてもなく、ただ時間だけが過ぎていくようにモールの中をぐるぐると歩いていた。結局は小さなチョコレートの箱とボールペンにした。