ドクトル…あなたに恋して良いですか?
それどころか、せあらからしてみればちょっと頼りなくすら映った。そんなせあらを見ながら医師が渡してくれていた用紙を見つけ声をかけた。

「あった。これだ。」
「何が?」
「半月板靭帯損傷っていうらしい…よ?難しいでしょ?」
「かなり…でも聞いたことは十分ある名前だよね。」
「そうなの。がっちり固定されてるから痛みとかもあんまり感じないんだけどリハビリとか大変そうだし。」
「そっか、リハビリとかはつきあうよ!ね!」
「ありがとぉ!セーラ大好き!」
「いいよ!」

そう話しながら笑っていた。そのまま目を落とすと医師の名前があった。
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