アオゾラをカナデヨ
「付き合って、ないよ」
「ほんと?でも、仲良いよね?昨日も一緒に帰ってたよね?」
少し声のトーンを上げた香子は、ずっと私の顔をしっかりと見つめていた。
まさか、見られてたなんて。
「確かに、昨日は一緒だったけど。別にどうこうってわけじゃないよ」
「……」
ダメだ、信じてもらえてない。気まずい空気が流れまくっている。
「昨日は……安斉くんが、私と一平が一緒にいるところを吹奏楽の子が見たって言ってて、その話を確かめたかったらしくて一緒に帰っただけだよ」
真っ直ぐな性格の香子には、変に誤魔化さずに伝えた方がいいと思った。へんに想像を膨らまされたら大げさなことになりそうだし。
「……そっか。ユウタくんの方から誘ったのか」
「うん、でも本当に付き合ってないよ。私、今は部活のことで精一杯だし」
これも、事実。
「うん、分かった。でも、好き、なんでしょ?ユウタくんのこと」
「ほんと?でも、仲良いよね?昨日も一緒に帰ってたよね?」
少し声のトーンを上げた香子は、ずっと私の顔をしっかりと見つめていた。
まさか、見られてたなんて。
「確かに、昨日は一緒だったけど。別にどうこうってわけじゃないよ」
「……」
ダメだ、信じてもらえてない。気まずい空気が流れまくっている。
「昨日は……安斉くんが、私と一平が一緒にいるところを吹奏楽の子が見たって言ってて、その話を確かめたかったらしくて一緒に帰っただけだよ」
真っ直ぐな性格の香子には、変に誤魔化さずに伝えた方がいいと思った。へんに想像を膨らまされたら大げさなことになりそうだし。
「……そっか。ユウタくんの方から誘ったのか」
「うん、でも本当に付き合ってないよ。私、今は部活のことで精一杯だし」
これも、事実。
「うん、分かった。でも、好き、なんでしょ?ユウタくんのこと」