アオゾラをカナデヨ
「では、県大会に出場が決まった学校を発表します」
緊張の一瞬だ。
私たちの学校、青葉大付属第一高校は無事に金賞を受賞した。
吹奏楽コンクールでは、審査員が付けた点数の平均により、各校に金賞、銀賞、銅賞が与えられる。ここでまず、金賞を取らないことには県大会への推薦はないに等しい。
金賞受賞校の中でも上位3校が、県大会へと進めるのだ。
「プログラムナンバー9……〇〇高校」
会場の右後方から悲鳴が上がる。県大会の常連校だ。
「プログラムナンバー15……〇〇高校」
あと一校……もう祈ることしかできない。思わず手をギュッと握る。
「プログラムナンバー29……青葉大学付属第一高校」
「キャァ!」
隣りの実梨が叫びながら抱きついて来た。
「やった!」
あちこちから歓声が上がる。
第一関門、突破。
緊張の一瞬だ。
私たちの学校、青葉大付属第一高校は無事に金賞を受賞した。
吹奏楽コンクールでは、審査員が付けた点数の平均により、各校に金賞、銀賞、銅賞が与えられる。ここでまず、金賞を取らないことには県大会への推薦はないに等しい。
金賞受賞校の中でも上位3校が、県大会へと進めるのだ。
「プログラムナンバー9……〇〇高校」
会場の右後方から悲鳴が上がる。県大会の常連校だ。
「プログラムナンバー15……〇〇高校」
あと一校……もう祈ることしかできない。思わず手をギュッと握る。
「プログラムナンバー29……青葉大学付属第一高校」
「キャァ!」
隣りの実梨が叫びながら抱きついて来た。
「やった!」
あちこちから歓声が上がる。
第一関門、突破。