アオゾラをカナデヨ
「お待たせ!」
いつもの笑顔で優しくドアを開けて安斉くんが楽器室へと入ってきた。
「うん、昨日はお疲れ様!」
昨日の演奏が終わってからは、ほとんど話をしていなかった。
ああ、タイヨウの笑顔だ。
「ま、座れよ」
たくましい腕で、私がテーブルに座るのを手助けしてくれる。
楽器室には、楽器を置く長いテーブルしかなかった。
「ありがと」
「ふふ、ちっせえな」
「もー!」
こんなやり取りはもう何回目だろう。これからも何回でもキュンとさせてほしい。
「まさか、本当に全国いけるとはな」
「うん、まだ実感湧かないけど」
ブラブラさせている私の足を見て笑いながら安斉くんは「またあの鬼のような練習が始まるけどな」なんて言う。
目指すは、全国大会金賞。
夢のような話だが実際にそれを目標に、これからも練習は続く。
練習は辛い時もあるけれど、みんなと一緒ならきっと乗り越えられる。
いつもの笑顔で優しくドアを開けて安斉くんが楽器室へと入ってきた。
「うん、昨日はお疲れ様!」
昨日の演奏が終わってからは、ほとんど話をしていなかった。
ああ、タイヨウの笑顔だ。
「ま、座れよ」
たくましい腕で、私がテーブルに座るのを手助けしてくれる。
楽器室には、楽器を置く長いテーブルしかなかった。
「ありがと」
「ふふ、ちっせえな」
「もー!」
こんなやり取りはもう何回目だろう。これからも何回でもキュンとさせてほしい。
「まさか、本当に全国いけるとはな」
「うん、まだ実感湧かないけど」
ブラブラさせている私の足を見て笑いながら安斉くんは「またあの鬼のような練習が始まるけどな」なんて言う。
目指すは、全国大会金賞。
夢のような話だが実際にそれを目標に、これからも練習は続く。
練習は辛い時もあるけれど、みんなと一緒ならきっと乗り越えられる。