アオゾラをカナデヨ
タイヨウのオト
♫
「おはよー!」
元気よく、前を歩く一平の肩をたたく。
私の通う学校より一平の学校の方が遠いはずなのに、よく会うのは何故だろう。
「んー……朝から元気だな」
相変わらず朝が苦手なようだ。まだ眠いのか目をこすっている。
「もう!連休明けには大会あるんでしょ?しっかりしなよ!」
「んー」
4月も半ばをすぎ、すっかり春めいて日差しが少し暑く感じるくらいだ。一平は暑いのか、制服の上着は脱いで肩に掛けている。
こんないい天気の日にボーっとしてたらもったいない。
「今日は彼女と一緒?」
「ん?いや、今日は朝練だって」
だからボーッと歩いてたのか。
きっと彼女には、こんなだらしない姿は見せないんだろう。
「ふふふ」
一平が彼女の前でカッコつけてる姿を想像すると可笑しくなる。
「は?何笑ってんだおまえ」
腑に落ちない表示の一平が少し足を早める。やっぱり遅刻しそうなんだな。
「おはよー!」
元気よく、前を歩く一平の肩をたたく。
私の通う学校より一平の学校の方が遠いはずなのに、よく会うのは何故だろう。
「んー……朝から元気だな」
相変わらず朝が苦手なようだ。まだ眠いのか目をこすっている。
「もう!連休明けには大会あるんでしょ?しっかりしなよ!」
「んー」
4月も半ばをすぎ、すっかり春めいて日差しが少し暑く感じるくらいだ。一平は暑いのか、制服の上着は脱いで肩に掛けている。
こんないい天気の日にボーっとしてたらもったいない。
「今日は彼女と一緒?」
「ん?いや、今日は朝練だって」
だからボーッと歩いてたのか。
きっと彼女には、こんなだらしない姿は見せないんだろう。
「ふふふ」
一平が彼女の前でカッコつけてる姿を想像すると可笑しくなる。
「は?何笑ってんだおまえ」
腑に落ちない表示の一平が少し足を早める。やっぱり遅刻しそうなんだな。