アオゾラをカナデヨ
「あ、そういえばお母さんが今晩夕飯食べにおいでって」
「ああ、うん。うちの母さん今日夜勤だからな」
一平のお母さんは看護師さんだ。
小さい頃、お母さんが夜勤の時にはよくウチに晩御飯をたべに来ていた。
「一平の好きな筑前煮作るって言ってたよ」
「え?やった!腹減らしていくわ」
そう言って笑う笑顔は、幼い頃から変わっていない。気負いしない、自然な2人の空気感が心地いい。
でも、どうなんだろう。
一平に彼女ができた今、一応女子の私がこうして一緒に歩いたり家に呼んでご飯を食べたりって。兄弟みたいなものとはいえ、彼女にとったらいい気分ではないんじゃないのかな。
最近、そんなことをよく考える。一平に直接聞いたらいいのは分かっているけれど、聞けずにいる。
もしそれで、私と一平の仲がギクシャクしてしまうのも何か違う気がするんだ。
「ああ、うん。うちの母さん今日夜勤だからな」
一平のお母さんは看護師さんだ。
小さい頃、お母さんが夜勤の時にはよくウチに晩御飯をたべに来ていた。
「一平の好きな筑前煮作るって言ってたよ」
「え?やった!腹減らしていくわ」
そう言って笑う笑顔は、幼い頃から変わっていない。気負いしない、自然な2人の空気感が心地いい。
でも、どうなんだろう。
一平に彼女ができた今、一応女子の私がこうして一緒に歩いたり家に呼んでご飯を食べたりって。兄弟みたいなものとはいえ、彼女にとったらいい気分ではないんじゃないのかな。
最近、そんなことをよく考える。一平に直接聞いたらいいのは分かっているけれど、聞けずにいる。
もしそれで、私と一平の仲がギクシャクしてしまうのも何か違う気がするんだ。