アオゾラをカナデヨ
「あはは!そうか、だからか」
「やっぱ小5〜!」
そんなみんなとの何気ない会話が、わたしをいちいちドキドキさせる。
みんなにとっては、ただの珍しい転校生の話題でしかない。
安斉くんが私の名前を聞いてくれた、電車でのことがあったから?
「でもよく覚えてたね、安斉くん」
麻美の言葉にみんながうなづく。
「まあ、チビだからね」
なんでもいいけど、私のことを気にしてくれてた、それは素直に嬉しい。
「あはは、自分で言う?」
「どんだけ印象深いチビなわけ?」
笑い合うこの気の知れた仲間に、に安斉くんのことが気になる、なんてまだ言えない。
そんなこと言えるほど、自分の気持ちも理解していないし、自信もない。
恋って、いちいち小さいことが嬉しくて、胸の奥がチクチクするんだな。
私も、胸を張って安斉くんが好きと言える時がくるのかな。
「やっぱ小5〜!」
そんなみんなとの何気ない会話が、わたしをいちいちドキドキさせる。
みんなにとっては、ただの珍しい転校生の話題でしかない。
安斉くんが私の名前を聞いてくれた、電車でのことがあったから?
「でもよく覚えてたね、安斉くん」
麻美の言葉にみんながうなづく。
「まあ、チビだからね」
なんでもいいけど、私のことを気にしてくれてた、それは素直に嬉しい。
「あはは、自分で言う?」
「どんだけ印象深いチビなわけ?」
笑い合うこの気の知れた仲間に、に安斉くんのことが気になる、なんてまだ言えない。
そんなこと言えるほど、自分の気持ちも理解していないし、自信もない。
恋って、いちいち小さいことが嬉しくて、胸の奥がチクチクするんだな。
私も、胸を張って安斉くんが好きと言える時がくるのかな。