アオゾラをカナデヨ
♫
一平の事故の翌日から、私は熱を出して寝込んでしまっていた。
今日はスプリングコンサートだったのに、みんなに迷惑をかけてしまったな。
お母さんは朝から仕事に行ってしまったし、気持ちも身体も重たくて1人でずっとベッドで寝ている。
一平は事故の翌日無事に退院し、もう学校にも行っているらしい。たくましいな。
それに比べて私は、なんて情けないんだろう。
ヒヤリーー
急におでこに冷たい感触があり目を開けると。
「……ん?一平?」
いつの間にか一平が部屋にいて、私のおでこに手をあてていた。
「あ、ごめん起こした?」
左腕のギプスが痛々しい。
「ううん、どうしたの?」
「ソウのお母さん、仕事遅くなるから様子見て来てってさ」
なんで私が心配されてるんだ。
しかも一平に様子見て来て、と頼むなんてどうかしてる。
「ん、そうか、ありがとね」
大会に出られなかった一平は悔しいはずだ、でも笑顔で笑い飛ばしてくれ、私を安心させてくれた。
何やってるんだろ、私ーー。
一平の事故の翌日から、私は熱を出して寝込んでしまっていた。
今日はスプリングコンサートだったのに、みんなに迷惑をかけてしまったな。
お母さんは朝から仕事に行ってしまったし、気持ちも身体も重たくて1人でずっとベッドで寝ている。
一平は事故の翌日無事に退院し、もう学校にも行っているらしい。たくましいな。
それに比べて私は、なんて情けないんだろう。
ヒヤリーー
急におでこに冷たい感触があり目を開けると。
「……ん?一平?」
いつの間にか一平が部屋にいて、私のおでこに手をあてていた。
「あ、ごめん起こした?」
左腕のギプスが痛々しい。
「ううん、どうしたの?」
「ソウのお母さん、仕事遅くなるから様子見て来てってさ」
なんで私が心配されてるんだ。
しかも一平に様子見て来て、と頼むなんてどうかしてる。
「ん、そうか、ありがとね」
大会に出られなかった一平は悔しいはずだ、でも笑顔で笑い飛ばしてくれ、私を安心させてくれた。
何やってるんだろ、私ーー。