アオゾラをカナデヨ
大丈夫だよ、と莉子は言ったけど。
大丈夫じゃないよね?
もし香子が、私が安斉くんのことを好きだと知ったら、そりゃあ穏やかじゃないだろう。何を言われるか分からない。
莉子と香子は双子だから、似ているところもある。でも恋に関しては全く違う。
莉子も私よりは積極的だが、香子ほどではない。いや、香子ほど見境なく一直線なのも珍しいくらいだ。
いい子なんだけどな……。
好きになると、きっと夢中になって周りが見えなくなってしまうのだろう。
そんな子が、恋のライバル?
はぁ、先が思いやられる。
こんなんじゃ、友だちにも相談できないよ。
「ソウ!できたから答え合わせして」
安斉くん、今度は席に座ったまま、私に顔を向けている。
「はーい、今行く」
私だって、きっと香子と同じくらい安斉くんのことが好きだ。もう、この気持ちは変えられない。
安斉くんのそばに、いたい。
でも……。
大丈夫じゃないよね?
もし香子が、私が安斉くんのことを好きだと知ったら、そりゃあ穏やかじゃないだろう。何を言われるか分からない。
莉子と香子は双子だから、似ているところもある。でも恋に関しては全く違う。
莉子も私よりは積極的だが、香子ほどではない。いや、香子ほど見境なく一直線なのも珍しいくらいだ。
いい子なんだけどな……。
好きになると、きっと夢中になって周りが見えなくなってしまうのだろう。
そんな子が、恋のライバル?
はぁ、先が思いやられる。
こんなんじゃ、友だちにも相談できないよ。
「ソウ!できたから答え合わせして」
安斉くん、今度は席に座ったまま、私に顔を向けている。
「はーい、今行く」
私だって、きっと香子と同じくらい安斉くんのことが好きだ。もう、この気持ちは変えられない。
安斉くんのそばに、いたい。
でも……。