まさかあなたが私に恋をするとは
まさか連絡先を聞かれるとは
「ゆっきーっの!」
「おわ、びっくりした!
おはよ美咲っ!」
朝、学校に着き下駄箱で
ローファーからスリッパに履き替えている途中に背中をポンと叩かれた。
島野美咲(しまのみさき)。
私の一番の友達で、中学から仲が良い。
顔は可愛くて、吹奏楽部に所属。
彼氏は陸上部のイケメン。
今月で確か8ヶ月になるらしい。
「ねえねえゆきちゃん
今日は金曜日ですけど何かご予定は?」
「残念ながら家に帰って課題をするだけの寂しい1日の予定ですよ美咲さん」
「よーし、じゃあ亜紀と海未誘って
カラオケにでもいこう!」
「いいねぇ、
マックにでも寄ってから行こーよっ」
「あれぇ、雪乃ダイエットは?」
「今日は特別!」
「毎週それな!!笑」