恋心いうと錠剤を貴方に
お昼も
やっぱり誰も来ない
「店長・・・・・」
「ん?」
「こんなに暇だと給料をもらうのがなんだか悪い気がするんですよ」
「いいんじゃない?オーナはそこは気にしてないから」
「昔食べていたオムライスってオーナつくれます?」
「ん、どうだろ?」
「私うちで作っていたけど隠し味をなにいれたのかわからないんですよ」
「まあ、先代のオーナがメモしたノートあった気がした、また見つけておくよ」
「お願いします、禁断してます、どこの店も違うんだよね味が似たような感じがない今風なんだよ、オムライスが食べたいです」
こんなにも親父の味を懐かしがるやついたんだ
あの頃 ちゃんと学んでいたらよかった
まさか、兄貴に関わったから
お前が店長やれって・・・・
料理のりの文字すらしらなかった
ダチの店で見よう見まねでは
いけないんだな・・・・・
「近江ちゃん、作れる?」
「は はい、なんとか・・・・」
「ちょっと作って見て、オーナに聞いてみるから」
「わ わかりました」
「これでどうですか?」
「ちょっと店頼むわ・・・・」
「は はい・・・・」