恋心いうと錠剤を貴方に

レシピを見ながら悪戦苦闘している


「兄さんも変わるもんだな、波瑠ちゃんが関わると」


「うるせい、これで味はどうだ?」


「俺でなくて波瑠ちゃんに見て貰ったら?」


急いで持っていった

「これでどうた?」


波瑠に手渡した
一口食べて

「美味しい・・・陸ありがとう」

でもね、あの当時の味には程遠いよ
早く思い出してねと付け加えた

しかしあの味には何が足りないのか?


それはね、食材にたいしての愛情と言う栄養分がね・・・・



なかなか難しいとは言っても
オーナなんだからたまにはフライパン振ってもいいんでは?





「波瑠、退院したら、そのなんだ・・・旅行でもいかないか?波瑠とちゃんと夫婦になりたい、結婚してくれないか?」ってポケットから小箱をだし目の前で開いた

「どうかな?波瑠の両親には了解貰った後は波瑠次第だ」



「私でいいの?」目に涙を溜めて

「陸と一緒になりたい、ずっといたい」

左の薬指に指輪をはめた


「外すなよ」


「うん・・・・」



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