イジワルなカレの愛情表現
「ぶはっ! もう限界」
「――え、きゃっ!?」
そう言うと急に手を取られ、抱き寄せられた。
「あぁ、ごめん。こっちの方がよかったかな」
私の背中に腕を回したまま倒れ込んだものだから、私が覆い被さる体制になってしまった。
始めての体勢に、恥ずかしさが込み上げてきてしまう。
もちろん永瀬さんはにっこり笑うだけ。
「間違っていないよな? ずーっと横からもの欲しそうな視線を感じていたし」
「そっ、そんなことっ……!」
「あるだろ? ……ご要望はなんですか? 触れるだけ? キス? ……それともベッドに行った方がいい?」
相変わらずイジワルなカレ。
この先どんなに長い年月を共に過ごしたとしても、私はずっとイジワルなカレに翻弄され続けていくんじゃないかって思えてしまう。
「――え、きゃっ!?」
そう言うと急に手を取られ、抱き寄せられた。
「あぁ、ごめん。こっちの方がよかったかな」
私の背中に腕を回したまま倒れ込んだものだから、私が覆い被さる体制になってしまった。
始めての体勢に、恥ずかしさが込み上げてきてしまう。
もちろん永瀬さんはにっこり笑うだけ。
「間違っていないよな? ずーっと横からもの欲しそうな視線を感じていたし」
「そっ、そんなことっ……!」
「あるだろ? ……ご要望はなんですか? 触れるだけ? キス? ……それともベッドに行った方がいい?」
相変わらずイジワルなカレ。
この先どんなに長い年月を共に過ごしたとしても、私はずっとイジワルなカレに翻弄され続けていくんじゃないかって思えてしまう。