イジワルなカレの愛情表現
次第に上がっていく息に、頭の中が真っ白になっていく。
苦手な人、できれば関わりたくない人、全然タイプじゃない人。……だったはずなのに、どうして私――……。
彼の舌が巧みに口内を弄んでいくたびに、意識が朦朧としていく。
彼のキスにもっと溺れていたいと願ってしまうほどに――……。
その後も繰り返される口づけは、思考を簡単に奪っていく。
そしてすっかり呼吸が乱れてしまった時、少しだけ唇を離した。
瞼を開ければ少しでも動けばまた唇が触れてしまいそうな距離に、胸がギュッと締め付けられていく。
彼もまた瞼を開け、少しだけ目を細めると吐息交じりに囁いた。
「柚香……」
「……っン」
リップ音を立て触れた唇は、すぐに離れていく。
永瀬さんの大きな手が、頬や耳の後ろ、髪を撫でていくたびに、心臓が飛び跳ねてしまう。
そんな私の反応を楽しむように、最後に彼の手が行きついた先は唇。
親指で下唇を撫でると、真意を探るように私を見つめてきた。
苦手な人、できれば関わりたくない人、全然タイプじゃない人。……だったはずなのに、どうして私――……。
彼の舌が巧みに口内を弄んでいくたびに、意識が朦朧としていく。
彼のキスにもっと溺れていたいと願ってしまうほどに――……。
その後も繰り返される口づけは、思考を簡単に奪っていく。
そしてすっかり呼吸が乱れてしまった時、少しだけ唇を離した。
瞼を開ければ少しでも動けばまた唇が触れてしまいそうな距離に、胸がギュッと締め付けられていく。
彼もまた瞼を開け、少しだけ目を細めると吐息交じりに囁いた。
「柚香……」
「……っン」
リップ音を立て触れた唇は、すぐに離れていく。
永瀬さんの大きな手が、頬や耳の後ろ、髪を撫でていくたびに、心臓が飛び跳ねてしまう。
そんな私の反応を楽しむように、最後に彼の手が行きついた先は唇。
親指で下唇を撫でると、真意を探るように私を見つめてきた。