イジワルなカレの愛情表現
「俺とキスするの、嫌がっているようには感じなかったけど」
「……っそれはっ……」
火照っている顔が、さらに熱くなっていく。
「普通、嫌いな男とキスなんて、できねぇよな?」
間入れず問いかけてくる彼の瞳は、自信に満ち溢れている。
この人はイジワルで、そしてズルイ人だ。
分かり切っているくせに、わざと聞いてくるのだから。
認めたくないけど、嫌じゃなかった。
それはつまり私、永瀬さんのことを好きってことなの?
そんなまさか。
話すようになったばかりで、彼のことで知っていることと言ったら、名前と仕事がデキること。……そして私のことを理解してくれている人。
あぁ、そっか。
だからキスを受け入れてしまったのかもしれない。
私のだめなところをいきなり指摘してくれて、尽くすところを長所だと言ってくれた人だから。
ストンと落ちて妙に納得できてしまう。
「……っそれはっ……」
火照っている顔が、さらに熱くなっていく。
「普通、嫌いな男とキスなんて、できねぇよな?」
間入れず問いかけてくる彼の瞳は、自信に満ち溢れている。
この人はイジワルで、そしてズルイ人だ。
分かり切っているくせに、わざと聞いてくるのだから。
認めたくないけど、嫌じゃなかった。
それはつまり私、永瀬さんのことを好きってことなの?
そんなまさか。
話すようになったばかりで、彼のことで知っていることと言ったら、名前と仕事がデキること。……そして私のことを理解してくれている人。
あぁ、そっか。
だからキスを受け入れてしまったのかもしれない。
私のだめなところをいきなり指摘してくれて、尽くすところを長所だと言ってくれた人だから。
ストンと落ちて妙に納得できてしまう。