ヤンキーなんて大嫌い!
ホテルの最終日。
4日間たった。これから車で家に戻るところ。
『よしださんたのしかったね!』
『はい!おじょうさまがお喜びいただけてなによりです。』
よしださんはいつもどおりだけど、なにか違う。
ソワソワしている。
時間を気にしている……。
『よしださん!はやくいえにかえりたい』
『えっ!あ、ハイ…かしこまりました。』
あきらかにどうようしている。
その時の私でも、この一家に生まれたからなのか、妙に勘がいい。なにか察知することができる…。