ヤンキーなんて大嫌い!
俺は悪くない……いくらそう言い聞かせても罪悪感は消えなかった。
そういえば…黒崎会の奥さんが俺らに寝返ったって言ってたよな…
俺はそのひとの元へ走った。
『あの……!』
きれいなひとだった。少女とおなじキレイな黒髪。雰囲気が似ている…
『…優斗くん…かしら?…どうしたの?』
『…あなたの娘さんは生きています……。…会いに行ってやらないのですか……?きっと…喜ぶはずです!なんせ…他にはもうだれ一人いないのです…だから…!』
『……私が娘のとこへ行く筋合いはないわ。』
『私は息子や娘たちを心から愛してたわ…。でも、それは偽りの愛なのよ……。』