ヤンキーなんて大嫌い!



みんな静まり返った。



第一声を発したのは……




「……つらかったよね…?桐島くんも…あの時五歳だったよね……?今まで私に黙ってたんでしょう?……辛い思いさせたわ……」




理子がショボンと肩を落とした。





何いってんだ…コイツ………?




つらかったって……理子がだろ。…俺が家族を奪ったってのに…




「なんで……?…なんで怒らねぇんだよっ!?…殺してくれてもいいのに……!」




「……本当は殺したいくらい桐島くんが憎いわ……。」





ほら…。



< 83 / 102 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop