ヤンキーなんて大嫌い!
みんな静まり返った。
第一声を発したのは……
「……つらかったよね…?桐島くんも…あの時五歳だったよね……?今まで私に黙ってたんでしょう?……辛い思いさせたわ……」
理子がショボンと肩を落とした。
何いってんだ…コイツ………?
つらかったって……理子がだろ。…俺が家族を奪ったってのに…
「なんで……?…なんで怒らねぇんだよっ!?…殺してくれてもいいのに……!」
「……本当は殺したいくらい桐島くんが憎いわ……。」
ほら…。