ヤンキーなんて大嫌い!
「理子ー!おはよ」
「沙依子!おはよう」
「ねぇ、理子…」
沙依子が思い詰めた顔で聞いてきた。
「桐島のこと……ほんとに好きなの…?」
うん。私はもう決心してる。
「うん……好きだよ」
「なんでっ…?!だってあいつは…」
それはね……
「私…もう大切なものを失いたくないの………だから、桐島くんのこと…好きって気持ちは変わらない。」
「理子………」
沙依子が悲しげに微笑んだ。
「…理子なら……そう言うと思ってたよ……」
さすが。私の親友。
「ほら……いっておいで?桐島帰っちゃうよ?」