〜 いぬ 〜
雪が完全に溶け、花が咲き始めた。
 
そんなとき、早紀ちゃんの家に また知らない人たちがやって来た。
 
家から沢山の荷物を運んで、行ったり来たりして
 
 
早紀ちゃんはこう言ってた
 
「このお家、売っちゃうんだって‥おばさんの家に住むことになるんだ。」
 
    「さみしいな」
 
早紀ちゃんは僕の頭を撫でながらうつむいてた。
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