〜 いぬ 〜
それから僕は早紀ちゃんと暮らせるようになったんだ
 
ただ、おばさん達は僕をよく思ってなかったみたい。
 
「ごめんねチロ。前みたいにお散歩出来なくて…」
 
僕は大丈夫だよ
早紀ちゃん、ごめんね
僕。知ってるよ?
おばさん達に怒られてるでしょ
 
「ママ…パパ─…」
 
早紀ちゃんは
お空を見てそう言ったんだ
 
僕も一緒にお空をみて
神様と、早紀ちゃんのお父さんとお母さんに、お願いをした。
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