恋はまるで、粉雪のようで。
「ひなたさん、寒いから連絡先教えて」
年下男、まだあきらめてなかったんだ。
「寒くても暑くても、関係ないですよね」
「じゃあ、どこか別の店に入る?」
「いえ、もう帰ります」
「連絡先」
あーあ、もう単語しかしゃべんなくなっちゃったよ。
「それはちょっと・・・」
「俺がひなたさんを10年前から知ってるって、わかった?
だから、連絡先教えて」
「私の連絡先なんて知って、どうするんですか?」
「決まってるでしょ、次に会う約束をするから」
「もうお会いすることはないと思います」
「俺は会いたいんだよ」
「どうしてですか?」
「どうしてって・・・ひなたさんのことが気になるから」
「はい?」
「10年の時間を埋めたいから」
ますます意味がわかんない。
「10年間、忘れられなかったから」
「そんな映画みたいな話、あるわけないですから」
「俺、本気だから。
からかってなんかないし、この偶然をきっかけにして、ひなたさんをもっと知りたいから」
年下男、まだあきらめてなかったんだ。
「寒くても暑くても、関係ないですよね」
「じゃあ、どこか別の店に入る?」
「いえ、もう帰ります」
「連絡先」
あーあ、もう単語しかしゃべんなくなっちゃったよ。
「それはちょっと・・・」
「俺がひなたさんを10年前から知ってるって、わかった?
だから、連絡先教えて」
「私の連絡先なんて知って、どうするんですか?」
「決まってるでしょ、次に会う約束をするから」
「もうお会いすることはないと思います」
「俺は会いたいんだよ」
「どうしてですか?」
「どうしてって・・・ひなたさんのことが気になるから」
「はい?」
「10年の時間を埋めたいから」
ますます意味がわかんない。
「10年間、忘れられなかったから」
「そんな映画みたいな話、あるわけないですから」
「俺、本気だから。
からかってなんかないし、この偶然をきっかけにして、ひなたさんをもっと知りたいから」