恋はまるで、粉雪のようで。
ひさしぶりのトキメキ
仕事があまり手につかず、本田さんからいろいろ突っ込まれたけどスルーして、午後からはペースアップして頑張って、19:30にブックカフェのある駅に着いた。
会社を出る前に『これから出ます』とメッセージを送った。
『リョーカイ、待ってる』
こんな短い言葉でも、思わず口元が緩んでしまう。
改札を出ると、年下男がすぐそばで待っていた。
「ひなたさん、お疲れさま」
「お疲れさまです」
「おなかすいたー、何か食べたいものはある?」
「いえ、何でもいいです」
「じゃあ、こっち」
年下男は、ブックカフェとは反対方向へ歩いていく。
「あの、本は大丈夫なんですか?」
「うん、借りてきたから平気」
「お店の人に、何か言われたりしませんでしたか?」
「ううん、何も。
もし言われても、もう仲直りしたって言うし」
「そうですか」
「ひなたさん、また敬語に戻ってる。
怒らせないとタメ口でしゃべってくんないの?」
「そんなことないですけど・・・」
会社を出る前に『これから出ます』とメッセージを送った。
『リョーカイ、待ってる』
こんな短い言葉でも、思わず口元が緩んでしまう。
改札を出ると、年下男がすぐそばで待っていた。
「ひなたさん、お疲れさま」
「お疲れさまです」
「おなかすいたー、何か食べたいものはある?」
「いえ、何でもいいです」
「じゃあ、こっち」
年下男は、ブックカフェとは反対方向へ歩いていく。
「あの、本は大丈夫なんですか?」
「うん、借りてきたから平気」
「お店の人に、何か言われたりしませんでしたか?」
「ううん、何も。
もし言われても、もう仲直りしたって言うし」
「そうですか」
「ひなたさん、また敬語に戻ってる。
怒らせないとタメ口でしゃべってくんないの?」
「そんなことないですけど・・・」