恋はまるで、粉雪のようで。
午前中のお客さまは即決してくれて。
営業所で手続きをすませ、1時間遅れでお昼休憩をとった。
休憩室でパンとコーヒーっていう簡単なランチをすませ、仕事中は見られないスマホの電源を入れた。
櫂くんから連絡はなかった。
櫂くんからの連絡を期待している自分に気づいて、一人で笑ってしまった。
もう、櫂くんの連絡先を消去しちゃおうかな。
アドレス帳に登録していない人からの連絡を拒否するように設定すれば、期待することもなくなる。
櫂くんの連絡先を選んで、『削除しますか?』というメッセージを表示する。
『はい』をタップしようとした時、突然スマホがふるえた。
美佐からのメッセージだった。
『榎本くんとつきあうことになった?
報告がないから催促してみた(笑)』
まるで、透視してたみたいなタイミングに、驚いた。
営業所で手続きをすませ、1時間遅れでお昼休憩をとった。
休憩室でパンとコーヒーっていう簡単なランチをすませ、仕事中は見られないスマホの電源を入れた。
櫂くんから連絡はなかった。
櫂くんからの連絡を期待している自分に気づいて、一人で笑ってしまった。
もう、櫂くんの連絡先を消去しちゃおうかな。
アドレス帳に登録していない人からの連絡を拒否するように設定すれば、期待することもなくなる。
櫂くんの連絡先を選んで、『削除しますか?』というメッセージを表示する。
『はい』をタップしようとした時、突然スマホがふるえた。
美佐からのメッセージだった。
『榎本くんとつきあうことになった?
報告がないから催促してみた(笑)』
まるで、透視してたみたいなタイミングに、驚いた。