桃色アルバム
「もうおなかいっぱい」
ふーと一息つきながらゆりかが言った。
「俺も。結構食べたぜ」
見ると、たくさんあったおにぎりも、すっかり空になっていた。
「いっぷくしてから、また泳ぎに行こうぜ」
崎野がケイタに言う。
「上野とは勝負がつかねえからな。今度は全員で勝負しようぜ」
「いいねえ。でも、ゆりかは泳げないんだよ」
「だったら、うきわつけてついてこればいいじゃん」
崎野が言うと、ゆりかが「そうする」と頷いた。
「勝負はいいけどさ。片付けはみんなでするよ」
今にも駆け出そうとする渡部を止めて、さとこが言った。
「あんたもガキだねえ、渡部」
「それを言ってくれるな」
ケイタたちは思わず笑ってしまった。
ふーと一息つきながらゆりかが言った。
「俺も。結構食べたぜ」
見ると、たくさんあったおにぎりも、すっかり空になっていた。
「いっぷくしてから、また泳ぎに行こうぜ」
崎野がケイタに言う。
「上野とは勝負がつかねえからな。今度は全員で勝負しようぜ」
「いいねえ。でも、ゆりかは泳げないんだよ」
「だったら、うきわつけてついてこればいいじゃん」
崎野が言うと、ゆりかが「そうする」と頷いた。
「勝負はいいけどさ。片付けはみんなでするよ」
今にも駆け出そうとする渡部を止めて、さとこが言った。
「あんたもガキだねえ、渡部」
「それを言ってくれるな」
ケイタたちは思わず笑ってしまった。