桃色アルバム
それから15-15になり、延長で19-17でさとこチームが勝った。

「強えぇ・・・」
「当たり前だよ。素人と一緒にしないで。さとこは体育のバレーの授業ではエースなんだよ」

「マジでか・・・」

「でも、間宮はまだいいぜ」

上野がケイタの横に来た。

「俺らなんて1勝もしてないんだからな」
「あたしらを敵にまわしちゃあ仕方ないことだよ」

ニヤリと笑って上野の肩をたたいた。


「早くやろうよ。私1回さとことやってみたかったんだ」
「あたしもだよ。ほら男子!早くきな」

「何か俺ら、出番なさそうだよな」
「しょうがないぜ。あいつらがいちゃあな・・」

崎野と顔を見合わせ、はぁとため息をつき、自分の位置にたった。
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