桃色アルバム
「んじゃ、またね」

電車を降りたときには、もう日が暮れていた。




さとこと別れ、ケイタはひとりで暗い道を歩いていた。
たぶん、次会えるのは新学期だ。

1学期はあっという間だった。

―2学期が楽しみだ。

あいつらといると、何かが起きそうなきがする。

高鳴る胸をおさえ、ケイタは2学期が待ち遠しく足早に家へ向かった。
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