桃色アルバム
そのとき、コンコンと部屋のドアをノックされた。
「ケイタ、まだ起きてたの。早く寝なさいよ」
「わかってるよ」
ぶっきらぼうに言い、母親を部屋から追い出す。
ドンを床ににおろし、電気を消す。
目を閉じても、なかなか眠れない。
静かな部屋に、秒針の動く音だけがいやというほど耳に響いてくる。
目を開け、真っ暗な天井を見つめる。
じっと見ていると、吸い込まれそうになる。
時間だけが、静かに過ぎた。
「ケイタ、まだ起きてたの。早く寝なさいよ」
「わかってるよ」
ぶっきらぼうに言い、母親を部屋から追い出す。
ドンを床ににおろし、電気を消す。
目を閉じても、なかなか眠れない。
静かな部屋に、秒針の動く音だけがいやというほど耳に響いてくる。
目を開け、真っ暗な天井を見つめる。
じっと見ていると、吸い込まれそうになる。
時間だけが、静かに過ぎた。