桃色アルバム
病院についた頃にはくたくただった。
重い足をひきずり、イスに座っているみんなのところまで行く。
「間宮!!」
「わりぃ、おくれた・・・・」
「いや、大丈夫だ。行こうぜ」
そう言って立ち上がり、渡部は肩をかしてくれた。
上野は、ガラスの向こうで眠っていた。
上野の両親が話しているのが聞こえる。
「・・・・ですから、まだ、意識不明の状態で・・・・・」
ケイタはぼんやりとガラスのむこうの上野を見ていた。
ほかの仲間もそうだった。
みんな、まだ頭がついていけない。
どうして昨日まで笑っていたあいつが、管をたくさんつけて眠っているのか。
なぜ、あんなに傷だらけなのか。
となりで、ゆりかが肩を震わせているのに気がついた。
重い足をひきずり、イスに座っているみんなのところまで行く。
「間宮!!」
「わりぃ、おくれた・・・・」
「いや、大丈夫だ。行こうぜ」
そう言って立ち上がり、渡部は肩をかしてくれた。
上野は、ガラスの向こうで眠っていた。
上野の両親が話しているのが聞こえる。
「・・・・ですから、まだ、意識不明の状態で・・・・・」
ケイタはぼんやりとガラスのむこうの上野を見ていた。
ほかの仲間もそうだった。
みんな、まだ頭がついていけない。
どうして昨日まで笑っていたあいつが、管をたくさんつけて眠っているのか。
なぜ、あんなに傷だらけなのか。
となりで、ゆりかが肩を震わせているのに気がついた。