桃色アルバム
「・・うわっ!!」
吉田と谷川が同時にまえへ転がった。
渡部がさっとよける。
「油断大敵だぜ、おふたりさん」
ニヤニヤしながら崎野がふたりを見下ろす。
その隙に、渡部がその横を走りぬけた。
「ちくしょう!!」
谷川が渡部が追いかけ、吉田は崎野の胸倉をつかんだ。
「てめぇ、何すんだよ!」
「おれにボディブローを入れてくれたお返しさ」
そう言って、バッと吉田の手を振り払った。
「ほら、さっさと行けや」
吉田は舌打ちして、走っていった。
「すげえな、崎野。おれ、初めておまえのことカッコイイと思ったぜ」
「初めてはよけいだ。ほれ、行けよ。つかまったら承知しねえぞ」
「わかってるさ」
そして回れ右をすると、ゆりかが川嶋に助けられ、必死に逃げているのが見えた。
今のところ、両チーム誰もつかまっていない。
ケイタは再び、走り出した。
吉田と谷川が同時にまえへ転がった。
渡部がさっとよける。
「油断大敵だぜ、おふたりさん」
ニヤニヤしながら崎野がふたりを見下ろす。
その隙に、渡部がその横を走りぬけた。
「ちくしょう!!」
谷川が渡部が追いかけ、吉田は崎野の胸倉をつかんだ。
「てめぇ、何すんだよ!」
「おれにボディブローを入れてくれたお返しさ」
そう言って、バッと吉田の手を振り払った。
「ほら、さっさと行けや」
吉田は舌打ちして、走っていった。
「すげえな、崎野。おれ、初めておまえのことカッコイイと思ったぜ」
「初めてはよけいだ。ほれ、行けよ。つかまったら承知しねえぞ」
「わかってるさ」
そして回れ右をすると、ゆりかが川嶋に助けられ、必死に逃げているのが見えた。
今のところ、両チーム誰もつかまっていない。
ケイタは再び、走り出した。