桃色アルバム
夏祭りの友達
「間宮ー、こっちこっち!!」
8月14日。
今日が1日目の盆祭りだ。
ケイタたち7人は、青葉公園で待ち合わせをしていた。
真ん中にある時計塔を見ると、7時半をまわっていた。
「また遅刻かよ、間宮」
「罰ゲームつくってみるか?」
「いやだよ」
ニヤニヤと笑いながら言う川嶋にケイタは即答した。
この6人が考える罰ゲームなんてロクなものじゃない。
「ちっ、つまんねーヤツ。それより、どこからまわる?」
「まずは、ジュースもらってこうぜ」
この小さな青葉公園も、人がにぎわっていた。
ここでは、無料でジュースがもらえる。
周りを見ると、何人もの人がジュースやらビールやらを抱えて歩いていた。
「早く行かないと、いいのなくなっちゃうよ」
そう言って走り出したゆりかとさとこは、かわいらしい浴衣を着ていた。
ゆりかの頭は、髪を両耳の後ろで結びキラキラとした大きな髪飾りで固定してあり、浴衣のピンクの布にてんてんと金魚が泳いでいる。
さとこは、大人っぽく髪をひとつにまとめて頭のてっぺんで結ってある。
浴衣もそれに合うように、青黒い生地に大きな花が咲いていた。
8月14日。
今日が1日目の盆祭りだ。
ケイタたち7人は、青葉公園で待ち合わせをしていた。
真ん中にある時計塔を見ると、7時半をまわっていた。
「また遅刻かよ、間宮」
「罰ゲームつくってみるか?」
「いやだよ」
ニヤニヤと笑いながら言う川嶋にケイタは即答した。
この6人が考える罰ゲームなんてロクなものじゃない。
「ちっ、つまんねーヤツ。それより、どこからまわる?」
「まずは、ジュースもらってこうぜ」
この小さな青葉公園も、人がにぎわっていた。
ここでは、無料でジュースがもらえる。
周りを見ると、何人もの人がジュースやらビールやらを抱えて歩いていた。
「早く行かないと、いいのなくなっちゃうよ」
そう言って走り出したゆりかとさとこは、かわいらしい浴衣を着ていた。
ゆりかの頭は、髪を両耳の後ろで結びキラキラとした大きな髪飾りで固定してあり、浴衣のピンクの布にてんてんと金魚が泳いでいる。
さとこは、大人っぽく髪をひとつにまとめて頭のてっぺんで結ってある。
浴衣もそれに合うように、青黒い生地に大きな花が咲いていた。