桃色アルバム
「なんか、雰囲気でるな」
ぞくぞくしながら、ケイタは川嶋と前へ進んだ。
「だけど、おかしくないか?」
川嶋はさっきからしきりに目を細めて、霧の向こう側を見ようとしている。
「何がだ?」
「さっきの、ゆうさんの話だよ。去年の盆祭りは3日とも晴れだったろ?なのに、どうして肝試しが中止になったんだろう」
「そんなことばっか、考えてんなよ。ハゲるぜ」
「おまえは頭を使わなさすぎなんだ」
瞬間に、ゴンと頭をたたかれて振り返った。
「いてぇな。いくらなんでも強くたたきすぎだぜ」
「は?何言ってんだよ間宮」
不思議そうな顔をしてこちらを見てくる。
ため息をつき、ケイタはまた前を向いた。
不自然に霧がかかっていて、あたりがよくうかがえない。
しばらく歩くと、大きな木が見えてきた。
ぞくぞくしながら、ケイタは川嶋と前へ進んだ。
「だけど、おかしくないか?」
川嶋はさっきからしきりに目を細めて、霧の向こう側を見ようとしている。
「何がだ?」
「さっきの、ゆうさんの話だよ。去年の盆祭りは3日とも晴れだったろ?なのに、どうして肝試しが中止になったんだろう」
「そんなことばっか、考えてんなよ。ハゲるぜ」
「おまえは頭を使わなさすぎなんだ」
瞬間に、ゴンと頭をたたかれて振り返った。
「いてぇな。いくらなんでも強くたたきすぎだぜ」
「は?何言ってんだよ間宮」
不思議そうな顔をしてこちらを見てくる。
ため息をつき、ケイタはまた前を向いた。
不自然に霧がかかっていて、あたりがよくうかがえない。
しばらく歩くと、大きな木が見えてきた。