ちょっと、ひと息つきませんか?
気が付いたら、彼を抱きしめていました。言葉はありませんでした。
その後、仕事を一緒にしながらも食事とか行くようになりました。そして、どちらからともなく気が付いたら、付き合い始めていたんです。
「なるほどな…そんでその彼氏と付き合って、何年になるの?」
「今年で、3年目になります」
マキコは、そう言い淹れ直してもらったコーヒーに口を付けた。 「その彼とは、上手くいってる?」
「はい。たまにケンカもするけど話し合ったりして、時間が掛かる時もあるけど仲直りできます」
「絵に書いたような幸せっぷりやんな。せやのになんで、あんたはそんなに沈んではんの?」
「ー勇気が持てないんです」
「勇気?」
「付き合って3年経つことは言いましたよね?ないんです。彼から聞きたいプロポーズの言葉ー」
「……」
「''女性からでもええんと違う?''なんて言わないでくださいね。これは、意地なんです。」
「意地?」
「そう、30代のアラサー女の意地なんです」
その後、仕事を一緒にしながらも食事とか行くようになりました。そして、どちらからともなく気が付いたら、付き合い始めていたんです。
「なるほどな…そんでその彼氏と付き合って、何年になるの?」
「今年で、3年目になります」
マキコは、そう言い淹れ直してもらったコーヒーに口を付けた。 「その彼とは、上手くいってる?」
「はい。たまにケンカもするけど話し合ったりして、時間が掛かる時もあるけど仲直りできます」
「絵に書いたような幸せっぷりやんな。せやのになんで、あんたはそんなに沈んではんの?」
「ー勇気が持てないんです」
「勇気?」
「付き合って3年経つことは言いましたよね?ないんです。彼から聞きたいプロポーズの言葉ー」
「……」
「''女性からでもええんと違う?''なんて言わないでくださいね。これは、意地なんです。」
「意地?」
「そう、30代のアラサー女の意地なんです」