切れない糸。
***






「ん〜!着いた…」

「お疲れ様、蓮。ありがとう」




私は長時間、運転をしてくれた蓮に背伸びしてキスをした。


ホストをやってた時は、金髪に近い茶髪だった蓮も、辞めてからは真っ黒にした蓮。

黒髪にしてまた更にカッコよくなった。






「なに?」

「ん?」

「さっきから視線感じんだけど…」

「いや。黒髪、好きだなぁって」





蓮はふっ。と笑い…


「おソロだな」



…その言葉だけを残し、実家に荷物を運び始めた。
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