「先輩。」
聞きたいことがありすぎて頭が混乱してきた。

「…なんなんだよ?ごめんなさい、だけで終わらせんなよ」

「ごめんなさい…」

「え、えっ!?」

結香は知らないのだろうか。

状況を把握できていない。

すると洸が少しずつ私に近づいてきて…。

「付き合ってから俺を好きになってくれたらいい。とりあえず付き合って?」

洸…

洸はきっと真剣だ。

「洸…。私、きっと気持ちは変わらないと思う。洸は本気でいてくれてるのに私は形だけって…。私なんかと付き合っても…洸は幸せになれないよ。だからごめんね?」

私が返事すると洸は私の座っているベッドにのってきた。

そして結香に見えないようにとベッドをカーテンでしきった。
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