ふたりの言葉。



「……いっ……て……っ……はぁっ……」



「ねぇ、若葉!大丈夫!?

先生!!若葉が……若葉が……!!」



私は、耐えられなくなって椅子から立ち上がり、先生を呼んだ。



「どうした、早見?」



「先生……若葉が……っ……」



私がそう言うと、先生はチョークを置いて、走って若葉の元へ来た。



そして、クラスメイトたちもゾロゾロと「なんだなんだ」と言いながら若葉の周りに……。


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