ふたりの言葉。



優子さんは、どうやって私の名前を間違えたのか……。



とりあえず、私は優子さんの手を握って「よろしくお願いします」と礼をした。



「それよりも、若葉に彼女がねぇ……」



優子さんは、テーブルに置いたコップを取ってそう言った。



「かっ、彼女じゃないですよ!」



「あら、そうなの?」


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