ふたりの言葉。



「若葉は……私の一番大切な親友です」



私の親友。一番大切で唯一無二の存在。



「そっか……そっか……。

若葉は、愛されてるわね」



優子さんは、悲しい目をしてコトッとテーブルにコップを置くとため息をついてそう言った。



「それより、優子さん……若葉は……?」



「……あの子から……何も聞いていないの?」



私が不思議そうにいうと、優子さんは驚いたように口に手を当ててそう言った。



そんなに、驚くこと……なの?


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