ふたりの言葉。



「嘘だっ……ねぇ、またいつもの嘘でしょ!?

また、ポケットからクラッカー出したりするんでしょ……!?

ねぇ、そういう嘘はダメだよ、若葉」



私はベッドに転がる若葉に詰め寄ってそう言った。



お願いだから、若葉……嘘だって。



嘘だって、言ってよ……。


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