ふたりの言葉。



“お兄ちゃん、待ってるからね。”



────…ごめんな、ごめん。



和奏、ごめんな。



お兄ちゃん、戻れそうにないや。



もう、和奏と遊べそうにねぇや。



このままじゃ、俺、いなくなっちゃうから。



和奏を悲しめるから。



いつまでも、こうやって、すがりつくのは良くないんだろうけれど。


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