ふたりの言葉。



なんで、いつものように……



「……っ……」



俺が、ベッドから立ち上がろうとした瞬間ガクッと足に力が入らなくてベッドの横で倒れてしまった。



「はっ……全然だめじゃん……」



おれ、こんなに力なかったんだ。
立つことさえもできなくなってんだ。



いつの間にか……こんなに、細くなってたんだ。



俺は、自分の手を見てなんだか泣きたくなった。


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